「ひきょう、ずるい、いじわる」

今朝の車の中、息子との会話
母「卑怯って言葉知ってるか?」
息子「しらない」
母「ずるい、いじわるは?」
息子「知ってる」
母「この言葉どう思う?」
息子「嫌な言葉」
母「私はその言葉が当てはまる人になりたくない。」
息子「ぼくも。」

なぜそんな言葉が出てきたのか、遡ると。
数日前に久しぶりに電車に乗った。
9キロの子を抱っこした母、妊婦、
2歳児、4歳児、5歳児。の私たちグループ。
どうみても弱者と言われる人達であろう。
優先席は老人で埋まっていた。
つり革が届かない子供達の掴めるポールの近くに立った。
目の前は、女子高校生達。
何度も見ては寝たふり。
気分が悪くなる。

子供が泣くと、舌打ちをする男子高校生。
なんてこった。
あなた達も昔は子供だったのよ。
1人で育った顔をするな。
これから、あなた達が子育てをして同じ思いをするときまで気がつかないのか?
たとえ自分の母親であってもそんな態度なのか?
人の身になって考える。思いやる。

なぜ出来ない?

譲ってくださいと言うべきか。そのあと危険な目に遭わないか。
そっちに不安を抱き何も言えない。
人を信用できない、お互いに優しくできない世の中にがっかりした。

比べたくないが、12年前にフランスにいた時は、
ohh!お嬢さんこっちにきなさい。
と人々は気持ちよく譲ってくれた。(多分私は、アジア人で子供に思われていた。)

なぜこの人たちは出来ない?
何が違う?

卑怯な態度を取り続ける自分にしこりは残らないのか。
息子達が成長したときに気持ちよく譲れる人になってほしい。そう願う。